対象の件数を求めたり集計する場合に複数の条件があると面倒ですね。
◆こんな時
複数の条件で件数・合計を取得したい。
◆解決ポイント
「COUNTIFS(件数)」「SUMIFS(合計)」関数を使います。
◆解決方法
下図シートの範囲(C4:E10)の表から次の条件で件数と合計を取得する場合。
(条件)
コード:1001
区 分:B

セルB8に以下の式を入力します。
セルB8=COUNTIFS(C5:C10,B5,E5:E10,B6)
この式の意味はC列(5から10行迄)でセルB5の 1001 と一致し、
かつE列(5から10行迄)でセルB6の B と一致するデータの
件数をセルB8に求める式になります。
またセルB10には以下の式を入力します。
セルB10=SUMIFS(D5:D10,C5:C10,B5,E5:E10,B6)
この式の意味はD列(5から10行迄)を加算対象として、
上記同様にC列でセルB5の 1001 と一致かつE列でセルB6の B
と一致するデータの合計をセルB10に求める式になります。
この結果は図に示した薄い灰色の行(6行目と9行目)が対象となり、
件数:2件、数量合計:90 を得ることができました。
セルB5(コード)とB6(区分)の値を変えることで結果が異なります。
この例のように条件対象が離れていても簡単に式を記述できます。
特に「COUNTIFS(件数)」はStiLLボタン(繰返し実行<BtLoop>)
の繰り返し回数の設定にも有効です。
ただし行の範囲は同じでなくてはいけませんので注意してください。
また指定した条件は AND条件となります。
これらの式はExcel2007以降で使用可能です。
◆「StiLL」のコマンドボタンについて
いよいよ待望の「StiLL V3.0」が発売されました!
「StiLL V3.0」では StiLLボタンでもセルリンクボタンと同様にセルの値を
参照できるように機能強化されました!
これまでよりやさしくより便利にあなたの日頃の業務を自動化できます。
そのほか新規機能や機能アップもたくさん!
あなたの働き方改革に「StiLL」を加えれば一日の大半を労している手作業から
解放されます!
それではまた来週。
PR