一応、前回で条件分岐実行はできたが、この処理では一度セルB10に1が設定されると、その状態が固定されてしまい変化しなくなるので、セルB10を再度0に設定させることで、交互に処理が行われるようにしてみる。
先ず、前回同様に「セル値セット」のボタンをもう一つ作成する。
今度のボタンではセルB10に0をセット(リセット)する設定とする。
これでボタンはできたので、このボタンを実行させる設定を考える。
最初に設定した1つ目の条件(B10=1のとき:前回の図参照)で、メッセージが表示された際、同時にセルB10を0にリセットしたいが、「条件分岐実行」ボタンでは分岐時のボタン設定は1つだけなので、ここで「ボタン連続実行」のボタンを作成し、この連続実行ボタンを1つ目の条件で実行するボタンとして設定する。
3)ボタン連続実行
これまで同様、ボタンテンプレートからボタンを貼り付け、ボタン制御の「ボタン連続実行」をクリックして開く。
ダイアログの左側に、シート上に作成されているボタンが表示されるので、右側の実行ボタンリストに実行順に選択するだけだ。
「条件分岐メッセージ」ボタンとセルB10に0をセットする「セル値リセット」ボタンを選択し、OKで設定完了。
(下図参照)
*「条件分岐メッセージ」ボタンと「セル値リセット」ボタンの設定内容を下段に表示した状態。ここで作成した「ボタン連続実行」ボタンを最初に設定した「条件分岐メッセージ」ボタンの代わりに「条件分岐実行」ボタンに設定する。
ここまでの設定内容は下図の通り。
OKボタンで設定完了。
「条件分岐実行」ボタンを実行すると、はじめはセルB10が1なので、メッセージが表示され、メッセージのOKボタンをクリックすると、セルB10が0に設定(リセット)された。
続いてもう一度「条件分岐実行」ボタンを実行すると、今度はセルB10が1に設定された。
これで「条件分岐実行」ボタンを繰り返し実行すると、2つの処理が交互に実行されることを確認できた。
今回までで「ボタン機能設定」メニュー上段のボタン制御(ボタン連続実行、条件分岐実行、条件分岐メッセージ)について一通り感触が掴めた。
続く。
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