前回のダイアログ設定状況は下図の通り。
*出力セルの「Test」は現在のシート名。
上記の設定でボタンを実行し取得・表示されたデータは、
元データの型名(数値、文字など)が保持されている。
今度は省略した項目式範囲を設定して見る。
プルダウンリストに定義されている名前が表示されるが、いまは(セル参照)ボタンで任意のセル位置を指定する。
これまでと同様、項目式の範囲指定は、開始位置(左上)との思いから、一つのセルだけを指定しOKをクリック。
このまま特に(項目式作成)を行わず、OKで設定を終了して実行すると、上図の出力データ1列目(年月日の項目名とデータ)が全てクリアされた・・・。
次に、表示されているデータを全てクリアしてから再度実行するも何も表示されない・・・。
この現象から、データが取得されない、いや正しくは取得されてはいるが表示されないことが判った。
つまり、項目式範囲を入力したときは必ず(項目式作成)を行わなければならないのだ。
知ってしまえば当然のことだが。
項目式範囲を入力後、(項目式作成)ボタンを開くと下図のように左に<元データ>の項目名が表示され、右の<項目式>に出力したいに項目名をセットすることがわかる。
ここで右のカーソル位置に注目すると、何故か1つ目の項目のマスが空欄だ。
そうか! 項目式範囲で指定したセルのマスだ。
指定したセルのマスはできたが、(項目式作成)を省略したので項目名が空欄のままとなり、結果として出力対象が無く何も表示されなかったのだ。
しかもこの空欄のマスは“空白”を出力するという動作を行うので、1列目がクリアされたのだ。
事情が分かったところで、右のカーソルを一番上に位置づけ、左の項目名を下にドラッグして全項目を選択し、右矢印で移送してOKボタンをクリックすると、項目式の範囲指定で入力したシートのセル位置を基準(左上)にデータ項目名と型名が展開・表示された。
(因みに右のカーソルが初期状態で項目名を右に移すと空欄のマスの下から移送される)
そして最初のダイアログ「BtMergeの作成」に戻ったので、OKボタンで設定を終了して実行すると前回同様にデータが取得され表示されたのだった。
ここでまた遡って、項目式範囲を指定せず、先に(項目式作成)ボタンを開くとどうなるかを見てみた。
項目式作成ダイアログ右のカーソルは一番上にあり、左の項目を下にドラッグして選択し、右矢印で移送すると一番上から綺麗に設定され、ダイアログ上にもデータの型名が自動的に設定・表示された。
この状態でOKボタンをクリックすると、今度は項目式の出力位置を指定する画面が表示されたので、設定した項目数を確認して適切なセルの場所を選択できた。
こちらの流れの方が好きかも。
続く。
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