今年最後のテーマは入力規則を取り上げます。
シートにデータを入力しているとき、セル位置(項目)によっては漢字入力(全角)だったり半角英数字の入力だったりとそのたびに(半角/全角)キーで切り替えるのは面倒ですね。そこで、
◆こんな時
入力するセルごとに自動で全角/半角(モード)を切り替えたい!
◆解決ポイント
入力規則の機能を使います。
◆解決策
通常は前のセルの入力状態(全角なら次も全角、半角なら次も半角)が継承されます。
リボン-「データ」-「データの入力規則」-「日本語入力」タブで設定します。
IMEのプルダウンリストから求める入力モードを選択します。
これでセル(項目)ごとに切り替えの操作を気にせず入力に専念できますね。
入力規則の機能はこの他にも・・と言うより本来は入力された内容(数値、文字など)のチェックとエラー表示が主な機能ですが、入力ミスを予防する今回の例や入力時のメッセージ(ガイド)表示の機能もあり使いこなすと結構便利です。
◆「StiLL」のコマンドボタンについて
「StiLL」ボタンには直接入力規則を設定するボタンはありませんが、
「セルデータコピー」ボタンがあります。
「ん?データコピーで?」と思われるかも知れませんが実はその中身は強力な
ツールでコピーする種類(属性)を選ぶことができます。
もちろん或るセルの入力規則だけを別のセルに複写することもできます。
このことは、一つのセルに入力規則を設定しておきそれを他のセル(複数可)に展開できることを意味します。
つまり入力規則の条件式などでは補えない部分を補完することができるわけです。例えば状況に応じて或る明細行のセルだけプルダウンリストから選択させるなど、Excelでの画面構築の自由度が広がります。
これがボタン一つで簡単に実現します。
これをExcelだけで行うと通常は手作業となり、それと同時にミスを生じるリスクを伴います。
「StiLL」にはこのような便利なボタンが沢山用意されています。
だから、作っていても楽しい使っても楽しい。しかも楽(ラク)に直せる。便利でしょ!
それではまた来年。
来年が皆様にとってよい年でありますように!
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