今回は罫線を取り上げます。
リストの範囲に合わせて罫線を引くと表が見やすくなりますよね。
特に印刷時は重宝します。そこで、
◆こんな時
リストに合わせて罫線を引きたい。
◆解決ポイント
セルの書式設定、もしくは条件付き書式の機能を使います。
◆解決策
・セルの書式設定
リストの表示範囲をマウスなどで選択します。
選択範囲上で右クリックから「セルの書式設定」をクリックして表示された
ダイアログの「罫線」タブを選んでスタイルや色などを選択してOKボタンで
書式が設定されます。
この方法は簡単ですが手動での設定となります。
・条件付き書式の設定
リボン-「ホーム」-「条件付き書式」-「新しいルール」
または「ルールの管理」を選んで設定します。
基本的にはデータが表示されるセルの値が空欄でない場合に罫線を表示する
ように条件を設定しますが、罫線の歯抜けが起こらないように必ず値の入る
セルを基準としてください。
設定内容の詳細は各自で調べてくださいね。
因みに関数を使って式を定義するのが簡単ですよ。
例:=len(セル番地)・・・など
ここではセルの文字数をチェックしています。
文字数が1以上のときに条件を満たす真(TRUE)となります。
この設定(条件付き書式)をリストが表示される最大範囲(基本的には
列全体)に施しておけば、リストの行数に合わせて自動的に罫線が表示され
大変便利です。
◆「StiLL」のコマンドボタンについて
「StiLL」ボタンにも罫線などを設定する「書式設定」ボタンがあります。
このボタンでは書式を設定する対象範囲を名前で指定できるので重宝します。
範囲の名前とは、例えばデータを取得するボタンでリストを表示するとき、
表示と同時にそのときデータが表示された範囲に名前を定義できます。
「書式設定」ボタンにこの定義された名前を指定することでリストの行数に
合わせた罫線などを簡単に表示することができるのです。
つまりセル番地ではなく名前を使って大きさの情報を共有するのです。
便利でしょ!
では、また来週。
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