Excelでどこまでできるか! ExcelとStiLLでビジネス・デザイン自由自在!!
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暫く振りです。 究(Kiwamu)です。
これまでひたすら「StiLL」ボタンの機能について実践し紹介してきました。
しかし、もっとExcelの基本部分と比較して書いたほうがわかり易いのではないか?
との思いから、これからまた幾つかのテーマについて週一回位でブログに綴っていこうと思います。
今回は、#N/Aエラーについてです。
早速ですが、こんな経験ありませんか?
◆こんな時(#N/Aエラー)
Excelで管理表作成時、商品テーブルに商品を追加した際、
VLOOKUP関数を変更しなかったためエラーがでてしまった!
わりと最近経験された方もいると思います。
「そんなの当たり前ジャン! 商品マスタの行を追加したんだから自分でも言っている通り関数を変更すればいいことだよ。」と思っている人もいるでしょう。
でも、これがExcelなんです。簡単な操作だけど追加のたびは面倒。
ついつい忘れちゃう。自分が忘れたのにイラついてしまう・・・。
しかーし、Excelでもこんな時の解決策があります。
◆解決ポイント
こういう時は関数(VLOOKUP)の引数(参照範囲)に定義名を使いましょう。
定義名とはデータが入力されているセル範囲を名前で参照する機能です。
この機能を利用すると定義した任意の名前を使って式を入力できます。
リボン-[数式]-[名前の定義]で設定できるよ。
◆解決方法
商品テーブルの範囲に名前(商品)を定義してから、その名前を式に書きます。
右のような式にすればOK。 =VLOOKUP(B12,商品,2,FALSE)
そして、追加したマスタの範囲を再定義すれば、この先は式の変更が不要になります。
「式は変更しなくてよくなったけど、それでもマスタを追加したら定義名の範囲修正が必要ジャン!」とお嘆きのあなたへ、もうひとつ便利な機能をご紹介。
実は、定義した名前の範囲が自動的に変更される機能があるんだ。
それは現在のマスタのセル範囲をテーブルとして書式設定しておくことなんだ。
Excel2007以上で使える機能で、一度設定しておくと行が追加されても自動的に追加された行までを同じ名前で再定義し直してくれる。
リボン-[ホーム]-[テーブルとして書式設定]で設定できるよ。
ただし、行が削除されても名前の範囲はそのままなのでその性質を理解しておきましょう。
それでは、・・おっと、これで終わったら「StiLL」の出番、いや特徴を伝えないまま終わってしまう。そう、ここから「StiLL」の機能について書くよ。もう少し付き合ってね。
「どうしてExcelで出来ることを「StiLL」で?」と、聞きたくなるでしょう?
いえいえ、Excelで出来ることはここまでが基本。
「StiLL」はその先があるんです。下の囲みの中をよく読んでね。
◆「StiLL」のコマンドボタンについて
「StiLL」ボタンの機能を使えば、別のシートやブック、あるいはデータベースに保管されているマスタなどのデータを取得して加工すると同時にその結果(範囲)に名前を定義できるので、もう範囲のことだの式の修正だのも意識しなくて良くなり、データ入力に専念できるってことなんだ。もちろんマスタ件数の増減にも対応しているよ。
つまり、Excelがシステム化されるっていうこと。
・定期的に「体験セミナー」(無料)を開催しているので一度参加してみてね。
それではまた来週。