これまで VLOOKUP関数を使う事例をいくつか取り上げてきました。
その際、VLOOKUPの参照結果が正しく行われない場合、つまりエラーとなる
ケースを想定しそれを補完する関数としてIFERROR関数を使用してきましたが
別の関数も使えることを覚えておきましょう。
IFERROR関数はエラー全般([#DIV/0!][#N/A][#NAME?][#NULL!][#NUM!][#REF!][#VALUE!])に対応します。
これに対し、エラー内容を#N/Aに特定する場合にIFNA関数を使います。
◆こんな時
#N/A(ノーアサイン)エラーを判別したい。
◆解決ポイント
IFNA関数を使います。
◆解決方法
例えば以下のようにセルB9に表の列より大きい列番号(5)を指定した式を
入力した場合、同じ式でも検査値によりエラー内容が異なります。
セルB9=VLOOKUP(A1,B1:C7,5,FALSE)
1.検査値(セルA1)が表B列に存在する場合
・・・・・・・・・・・・ B9 = #REF!(リファレンス無効)
2.検査値が表B列に無い場合
・・・・・・・・・・・・ B9 = #N/A(ノーアサイン)
このセルB9の式をIFNA関数でネストすることで#N/Aエラーを判別できます。
例:=IFNA(VLOOKUP(A1,B1:C7,5,FALSE),"存在しません。")
この結果、
1.の場合は、 #REF!
2.の場合は、存在しません。
と表示されます。
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それではまた来週。
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