今回はVLOOKUP関数で、2つの検索値を条件にする方法をご紹介します。
VLOOKUP関数で検索結果を求める場合、
「ID」や「名前」など1つの検索値しか指定できません。
しかし「ID」や「名前」が重複する場合は、正しい値を抽出することができません。
その場合、新たに検索値を生成することによって、
正しい値を抽出することができます。
◆こんな時
VLOOKUP関数を使って、複数の検索値で結果を抽出したい。
◆解決ポイント
新しい検索値を生成する。
◆使用方法
1.下記の図で、特定の人の点数を出したい場合、
VLOOKUP関数で「ID」を検索値に指定しても、重複しているため
正しい結果を求めることができません。
2.そこで、新しく検索値を生成します。(下図のB列)
「ID」と「名前」の組み合わせで一意のデータになりますので(重複データにならない)
「ID」と「名前」を結合した項目(「検索キー」項目)を新しく作成します。
B3セルに「=C3&D3」の計算式を設定し、表の下部までコピペします。
3.「ID」が「1」で「名前」が「佐藤」さんの点数を求めます。
(G3セルに「1」、H3セルに「佐藤」と入力します。)
4.I3セルにVLOOKUP関数を設定します。
I3セルに「=VLOOKUP($G$3&$H$3,$B$2:$E$8,4,FALSE)」を入力します。

VLOOKUP関数で複数条件を使用して、結果を求めることができました。
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