日頃シート上で計算しているとエラーが発生して見苦しい時がありませんか?
単純にエラー表示を隠す便利な方法があります。
◆こんな時
エラー表示を穏便に対処するため、IF関数やIFERROR関数等の
入れ子にしているが個々の式に記述するのが面倒!
もっと簡単に設定できないの?
◆解決ポイント
条件付き書式にISERROR関数を使用します。
◆使用方法
下図の様にセルA1の値を参照する式がセルB1に入力されています。(↑印)
この例では、セルA1の値がSheet2のA列にないので、
図のセルB1にエラー(#N/A)が表示されています。
ここでB1の式を次のようにIFERRORの入れ子にする場合が多いと思います。
セルB1 = IFERROR(VLOOKUP(A1,Sheet2!A:B,2,FALSE),"")
もちろんこれでもいいのですが、シンプルに式はそのままとして、
下図の様に条件付き書式だけで設定する方法があります。
「ホーム」-「条件付き書式」-新しいルールをクリック、
・ルールの「数式を使用して、書式設定するセルを決定」を選択
・=ISERROR($B1) を入力 ←対象とするセルを指定(列のみ絶対参照)
「書式」ボタンからフォントタブを選び、色に白を指定します。
「OK」ボタンで終了し下図が表示されたら「適用」「OK」ボタンで完了です。
この設定でセルB1はエラー時のフォントが白くなり見苦しさが解消されます。
セルB2以降にも同じ式が入力されている時は上図の「適用先」範囲を対象とする
行数分に変更して「適用」ボタンをクリックすれば簡単に変更した範囲すべての
セルに適用されます。
・範囲先の指定例:=$B1:$B30(B列の1行目から30行目に適用させる場合)
この方法は式がシンプルに記述できるだけではなく、入力されている元の式に
触れずに対処できるので既存の式を壊すリスクも減りとても便利ですね。
◆「StiLL」のコマンドボタンについて
「StiLL」はExcelを便利にアップグレードするアドインツールです。
上の例の場合では、条件付き書式が設定されたセルB1を同様のセル範囲に
データ量に応じて動的に設定することが1つのボタンで実装できます!
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それではまた来週。